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ビジネスマッチングサービスの可能性について

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僕は基本的に部屋に引きこもった生活をしている。
昼過ぎに起きて、ニュースをチェックし、ご飯食べて、サロン運営をし、ご飯食べてゆっくり過ごす。
自分で言うのもなんだけど、セミリタイヤした老人みたいな生活だ(そろそろ生活費を稼がないとやばいけど)。
そんな生活を送っていると一度もリアルで人と話さない日が結構ある(スタバ店員とのやり取りなどは除くとして)。
まあ一人大好きっ子なのでそれ自体は全く問題ないけれど、それでもたまに「あー、誰かと会って気分転換したいな」なんて可愛いことを思ったりする時がある。
IT話で盛り上がったら最高だなあ、と。
そんな時どうするか。
ここでタイトルの通り、ビジネスマッチングサービスの話になる。

さて、ビジネスマッチングサービスと聞いて、何を思い浮かべるだろうか。
昔からIT Startupをしてる人ならばCoffee meetingをあげるかもしれない。
あるいはYentaなんかもある。
どちらも一定の成功を収めたとても良いサービスだ。
実際Coffee meetingなんかは僕もよく使っていた。
この手のマッチングサービスの需要は無くならない。
多分100年後でも、誰かと会いたいというニーズはあるだろう。
が、ここで問題としたいのは、この手のサービスのライフサイクルの短さだ。
先程の表現をみてもらえたら分かる通り、僕はよく「使っていた」のだ、昔に。
今は残念ながら使っていない。
なぜか。
それはビジネスマッチングアプリの特性上の問題が関係する。
つまり、最初はエッジの効いた人が使い始めて、その周辺も面白がって使う。
この時は大変盛り上がるのだけれど、それがマスに浸透するにつれ、微妙な人がはいってきて、それを快く思わない面白い人がどんどん止めてしまい、結果つまらない人ばかりが残るようになる。
最後の方になると、その手の胡散臭い人が営業目的に使うようになる。
まさに末期的な状態だ。
僕もこれはリアルに体験していて、実際ユーザーヒアリングをしてみると「ああ、今はもう怪しい営業の人しかいないですよ」とか「今頃使ってる人は感度悪いよね、イケてない」という声を多数聞く(誇張じゃなく本当に多々リアルで聞く)。
特性上致命的な欠陥があるのだ。

さて、それではもうこの手のサービスは用済みなのか、というとそうではない。
先に書いたようにニーズは間違いなくある。
ただサービスが飽きられただけだ。
ならばどうするか。
新しいのを作ればよいのだ。

というわけで、僕は今回市場調査をする為に「ITマッチングサービスに関する意見調査」と題してアンケートを取ってみた。
聞いた設問はこちら。

  • ちょっと暇ができた時、ぷらっと業界人と気軽に会えるようなサービス、あったらぶっちゃけ使いますか?
  • どの様な形式で会えるのが好ましいですか?
  • 会うとしたらどのようなシチュエーションが望ましいですか?
  • スマホアプリで欲しいですか?WEBサービスで欲しいですか?
  • 過去に流行ったマッチングサービスで使いづらかったポイントを教えてください。
  • マッチングサービスにあったら嬉しい機能など、求めるものがありましたら教えてください。
  • その他 何かありましたら!

さて、気になる回答だが総勢23人の回答が集まった(回答してくれた人には感謝しか無い。ありがとう)。
内容も結構面白いものがあった。
それぞれグラフを貼ってみてみよう。

最初の質問への回答がこちら。
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: ちょっと暇ができた時、ぷらっと業界人と気軽に会えるようなサービス、あったらぶっちゃけ使いますか?。回答数: 23 件の回答。
なんと実に80%弱の人が求めているようだ。

次はどんな形式が望ましいのか。
こちらは上からざっくりいうと、Omiai形式、Yenta形式、Coffee meeting形式といった選択肢だ。
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: どの様な形式で会えるのが好ましいですか?。回答数: 23 件の回答。
回答から判断するに、相手を一覧で選んでコンタクトするOmiai形式と、日程から選ぶCoffee meeting形式が人気がある。

次にいこう。
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: 会うとしたらどのようなシチュエーションが望ましいですか?。回答数: 23 件の回答。
会うシチュエーションとしては断然スキマ時間のお茶が良いようだ。
まあ当然か。
コーヒーぐらいが気軽だしな。
そう考えるとCoffee meetingは実に良いポイントを狙っていたわけだ。

次は形態についての回答だ。
フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: スマホアプリで欲しいですか?WEBサービスで欲しいですか?。回答数: 23 件の回答。
やはりiOSが人気だった。
まあここは日本だから当然か。
個人的にはAndroid大好きっ子なのだが……ぶつぶつ……。

さて、ここからは宝の山とも言えるフリーテキストの結果を貼る(コピペ出来ない仕様なので画像で)。

バリエーションに富んだ回答が得られたが、なんとなく傾向は見えてくる。
  • 「日程調整が面倒」
  • 「絨毯爆撃のように良いねを押してくる阿呆がうざい」
  • 「セグメントを細かく設定したい」
こんなところだろう。

さて、アンケートの結果はこんな感じだ。
それではここから本編、考察に入ろう。

アンケート内容を元にビジネスマッチングサービスについて考える。
ニーズがあるのは間違いない。
ではどんなソリューションが好ましいのか。
先に書いたように候補は3点。
  • Omiai形式(相手一覧が出て、イイネを押して、相手もイイネを押したらマッチング)
  • Yenta形式(毎日ランダムで相手が紹介されて、お互いイイネを押したらマッチング)
  • Coffee meeting形式(日程を入れて、都合が合う人が申し込んでマッチング)
この中で真っ先に消えるのはYenta形式だ。
アンケートで一番不人気だったというのもあるが、Yenta自体がまだ現役なので差別化を図りたいというのもある。
なので無くそう。
ではOmiai形式を見てみよう。
アンケートでも一番人気のこの形式。
一見良さそうに見える。
実際Omiaiで上手く回ってるのだから。
が、深掘りするとここにも落とし穴がある。
Omiaiを使ったことがある人なら分かるが、一部の男性陣は(女性もやるかもしれないけど)、写真一覧でちょっとイケてる女性に片っ端からイイネを送って、返答がきたらその中から改めて選んで返すという、相手の迷惑を考えないナンセンス極まりないやり方をしてる人がいる。
まあそんなこと知ったコッチャないよ、というのが彼らの主張だが、そんなやり方をビジネスマッチングサービスでやられたらたまったもんじゃない。
CSが急激に下がり、その手間からすぐに人は離れるだろう。
Omiaiがそれでも回ってるのは、異性との出会い、ひいては結婚という圧倒的なゴールがあるから仕方なく利用しているだけだ。
特段迫られているわけでもないビジネスマッチングサービスならすぐに離れるだろう。
これを回避するにはどうするか。
良いねの数を制限するというのはある。
一日5人とか10人とか。
が、これもまた良策とは言えない。
僕は8年前に真面目なソーシャル婚活サービスを運営していたこともあって分かるのだが、この手のものはまずはフリークエンシーと、その先のCVを作って盛り上がらせてナンボという側面もある。
にも関わらずそれを制限してしまうのは機会損失に繋がる。
この絶妙なバランスが難しいのだ。
さらにOmiai形式の欠点として言えるのが、フリーテキストにもあった「日程調整の手間」がある。
これは経験した人も多いと思うが、マッチングしても、雑談してエンゲージメントを挙げて日程調整をして、というのが死ぬほどダルい。
まあビジネスマッチングサービスに関しては雑談とエンゲージメントはあまり要らないのですぐに日程の話し合いから入れるが、それにしてもダルい。
その点優れているのはCoffee meeting形式だ。
パッと日程を入れて、それに興味がある人だけが答えるというものだ。
最初の僕の着眼点から考えても、これのほうがマッチしてる。
「今日の昼は暇だな。誰か会えないかな。探そう」みたいな。
ただユーザー視点からすると、いちいち空いてる日程を入れるのが面倒だとか、会いたくない人からの申込みが鬱陶しいというのがあるようだ。
それでは結論としてどのような形が望ましいか。
これに関してはなかなか答えが出ない(申し訳ない。が、出てたらブログなんて書かずに起業している)。
ただフリーテキスト含むアンケート結果から判断するに、例えばCoffee meetingとOmiaiのハイブリッドなんかは良いかも知れない。
日程は入れられるけれど、お互いが良いねしないとメッセージやり取りできないよ、みたいな。
加えて言うと属性をきっちり決められて、そこからも判断できるようにする(対象セグメント以外はコンタクトできない様にするとか)。
こんな感じならば多少は面白くなるのではないか。
あるいは正直見栄もプライドもない事を言うと、Coffee meetingをほぼベースにして、そこに属性の要素を上手く取り入れて、より使いやすく、今風のUIにするというだけでも良いかも知れない。

さて、こんな感じの結論になってきたが、これをブラッシュアップして起業するのかというと、そうは簡単にならない理由が二つある。
一つはマネタイズの問題だ。
このモデルはこれ単体だと収益化が難しい。
マネタイズポイントが無いのだ。
もちろん他のサービスへの導線にするとか、そこで溜まったデータやネットワークなどを他に使うなど、複合的にPayする形はあるかもしれないが、どちらも今の僕では扱えない。
もう一つの理由は何か。
それは単純に新規性だ。
多分ビジネスマッチングサービスには一定のニーズはある。
適切な形でリリースしたらちょっとは話題になって使われるだろう。
そして数年後廃れていく。
結果「ああ、昔いくつかあったよね~。なんだっけ、色々あったから忘れちゃった」というOne of themになる。
Coffee meetingが出た時は類似サービスが基本的になかったので注目された。
が、2018年のご時世に出しても、そりゃユーザーとしては気楽に使うかも知れないが、その程度で終わる。
僕は冒頭に書いた通り結構自由な生活をしているが、それにしたってどうせ動くのならばある程度インパクトあることをしたい。
誰かの二番煎じ、新規性のないOne of themをやるために起業家を名乗ってるわけではないのだ。
とまあ、こんな理由があって二の足を踏んでる。

もう少しこのサービスについてビジネスの観点から考えてみよう。
まず参入障壁はあるか。
これは無い。
ぶっちゃけ誰でも始められる。
婚活などの出会い系でもないので届け出も要らないし、決済システムもないので個人でもすぐ始められる。
競合優位性、ビジネスドライバーは何かと言われると、多分Startup界隈における声のデカさ、導線の太さが結構あると思う。
端的にいうと、どれだけStartup界隈のインフルエンサーやメディアにコネがあってそれを利用できるかだ。
声の小さい僕が仮にリリースしても、翌日声の大きい人が始めたら話題をかっさらわれてしまう。
さらにこのモデルは併用がなかなか効かない。
Winner takes allのモデルだ。
一見して、僕のサービスも使うし、他のサービスも使うよ、と思いがちだが、現実問題そうはならない。
イケてると評された方だけを使うだろう。
スイッチングコストはどうだろう。
この場合キーとなるのはコミュニティの有無だ。
ここを早くから構築出来たのならばスイッチングコストは格段に高まる。
Coffee meetingがエバンジェリスト制度を入れて早くからオフラインイベントを行っていたのは、エンゲージメントも上がるしフリークエンシーも高まる、それでいてスイッチングコストも急激に上がる非常に理にかなった良策だ。
CtoCサービス特有の卵と鶏の論争はどうだろう。
まあ圧倒的な数がいないと回らないというモデルでもないので、これに関してはそこまで最初は深刻に考える必要はない。
数百人入ってくれれば最低限回る。
プロモーションの方向も一方向で済むので楽だ。
誰しもが募集者にもなるし応募者にもなる。
転換率を上げる施策を打って、募集者側が増える方向にもっていけば良いだけだ。
バイラルに関しては相性が良いとも言える。
広めることに抵抗ないサービスだし、進んで広めたいようなブランディングを構築できたら勝ちだ。
適切にグロースハックの仕組みを取り入れれば、バイラル係数は結構高まるだろう。
と、こんな感じか。
まあつまり諸々僕の手札から判断するに、そこまで相性の良いビジネスとは言えないかもしれない。
鼻から相性が微妙なのに、それを無理して押し切って、よしんば少し盛り上がったとしても、その先には前述のようにマネタイズができないという結果がまっている。
さらに仮にもちっと伸びて市場のニーズが傍目から分かったら、メガベンチャーみたいなのがきて、札束でユーザーの顔をひっぱたいて、僕がセコセコ作ったところを掻っ攫っていくという最悪のパターンも見え隠れする。
やるやらない以前の問題だ……。

と、こんな感じで一頻り考察してみた。
いかがだったろうか。
アンケート結果なども全部公開してるので、それなりに楽しい記事にはなったのではないだろうか。
ご意見等あれば是非コメントなりメールなりしてくれれば嬉しい。
どんな意見であれ、違う人の考えというのは大抵身になるので。

さて、最後に僕の運営するオンラインサロンの宣伝をさせてもらいたい。
またか……と思われるかも知れないが、これはこれで僕も必死なのでご理解いただければと(あと長い時間をかけて文章作ったので、宣伝ぐらい目を通してくれよ、という気持ちもある)。
2018年3月から、起業家や起業を志す人向けにオンラインサロン「IT Startup Community」を運営している。
どういった内容なのかというと、今回の記事のようなサービスについての深掘り記事や、流行りの情報の共有などを基本的に行っている。
他にもサロン内で気になってるサービスがあったら直接サービス運営者にインタビューをしてそのログを公開したりもしている(大好評だ)。
大半のサロンが週に1,2回の更新しかしていないが、僕のサロンは毎日数本の記事を大体挙げている。
プラットフォームのDMMの人も驚くほどの頻度だ。
オンラインだけでなくオフラインも活発だ。
交流会は勿論、勉強会やブレスト会などを行っている。
ブレスト会はサブスクリプションをテーマにこないだ行ったが、大変有意義で大成功だった。
サロンの特典としては、普段他サービスで有料で行っているコンサルティングをなんと無制限で無料で行っている。
遠方の方にはSkypeコンサルティングも無償でするし、ビジネス相談はサロンのフォームからでも常時受け付けている。
簡単な内容ならFacebookで送ってくれればすぐに返す。
もし他サービスで僕にコンサルティングを検討してくれてるならば、是非サロンにはいって貰えるとお互い得だ。
まあ自分で言うのも何だがサロンのCSを上げるために徹底している(嬉しいことに好評で、毎週数名から申し込みがある。体が持つか自分でも心配なほどだ)。
堅苦しい雰囲気ではないので、もし興味をもってもらえたら是非気軽に参加してもらいたい。
合わないなと思ったら一ヶ月で抜けていってもらって問題ない。
内容にはとても自信があるので、そうはならないと踏んでるので言えることだ。
というわけでご参加、心よりお待ちしている。

IT Startup Community

以上、これにて駄文終わり。
何か突っ込みどころがあったらメッセージをいただければ。
読了ありがとう。

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