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ローカルビジネスの可能性について

2 Comments
先日とある案件で沖縄へ行ってきた。
その際、様々な人に出会い、親切にしていただいたのだが、一人忘れられない出会いがあった。
その人は齢50を超えているにも関わらず、驚くことにWEB周りの知識ですら僕より幅広く、そして深くキャッチアップをしていた。
僕がこの間ようやく申請をしたエストニアのe-Residencyにもすでに登録していたし、流行りのAGRITECHなんかに関してもずっと知識があった。
そうなってくると一つの疑問が生まれる。

なぜこれほどの人が沖縄にいるのか、沖縄で一体何をしているのか。

気になって仕方ない僕は、仕事終わりの飲みの席で率直に聞いてみた。
すると……。

「東京にはもう課題という課題はあまり無い。逆に沖縄は課題だらけだ。だからここにいる」

確かに、今の東京においては(ことさらWEB周りに関しては)解決されていない課題という課題は特に無いのかもしれない。
重箱の隅をつつく様な、粗探しのように無理やり課題を見つけて(作って)、それをプロダクトアウトの形で押し付けているような現状だと言える(若干言い過ぎ)。
それに引き換え、沖縄や北海道のような地方なら、まだまだ解決していない社会問題は山ほどある。
一度しか無い起業家人生、粗探しで課題を見つけるか、まだ誰も触れていない大きい社会問題に突っ込んでいくか、どちらがワクワクするのかは、考えるまでも無い。
先日の出会いは、ローカルビジネスの可能性に改めて気づいた、ある種ターニングポイントの様なものだった。

さて、一口にローカルビジネスと言っても、そこにはなかなか思うように進まない現状がある。

例えば市場規模の問題。
ローカルビジネスを考える場合、例えば沖縄県に絞ったとしよう。
仮に沖縄特有の課題を解決するビジネスを考えたとしても、それが他のローカルビジネスに横展開出来るかと言えば、なかなかそうではない。
それは沖縄だけにしかない問題(例えば米軍問題)への解決策であって、その問題が他のローカルにあるかと言えばそうでない場合が多いからだ。
これではすぐにアッパーが見えてしまう。
ビジネスとして旨味があるかというと微妙なところだ。
ただ、ローカル全体に共通する課題はある。
人口問題やら何やらだ。
そういったものならば、沖縄で展開した後、北海道やら何やらに展開できる。
もし日本の他のローカルで展開できなくても、東南アジアや南アジアへ展開することで、スケールするというやり方もあるだろう。
こういったアプローチならば市場規模という問題はクリアー出来るかもしれない。

他にファイナンスの問題もある。
ローカルには東京のように起業におけるエコシステムがない。
VCがあって、シードマネーをいれてくれて、メンターがついて、Exit先があって、などが無いため、起業におけるハードルが高い。
前述のようにローカル特有の課題に対しての解決策だけではアッパーがみえてしまうため、お金を引っ張ってこれない気もする。
その為、補助金・助成金、またはデットファイナンスで起業をするしかない(あるいは手弁当か)。
福岡のような大都市だと、頑張っているVCがいるのだが、流石に沖縄にはまだない様だ。

それ以外でも多々ローカル特有の問題はある。
人や風習が排他的でコンサバだとか、インフラ問題であるとか、枚挙にいとまがない。
いわば「ローカルの課題が課題として残っているには、残っているだけの理由があるから残っている」状態なのだろう。
パッと見た程度の僕ですらそう理解できる。

だがしかし、それでもかけるだけの価値がそこにある。
いくだけの意味がそこにある。

僕はこれから暇を見つけては、ローカルビジネスについて掘下げていこうと思う。
沖縄がきっかけではあるが、特にそこには拘らず、北海道や東北、九州や四国まで幅広く探る予定だ。
そして掘下げていく傍ら、月一ぐらいの頻度で数日実際にその地方へ行脚していこうと考えている。

起業家なら、社会をより良いものに変えていく義務があると常々思っている。
残り少ない30代、ちょっと賭けてみようか。

僕はITの片隅でひっそりと生きているしがない一起業家だが、そう思った次第だった。

2 件のコメント :

  1. 沖縄で資格を生かして就職しようとしたが、一番の問題は住宅だった。
    住宅が高すぎる。

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    1. なるほど、安そうなイメージがあるのですが、意外に違うのですね。
      ローカルな地域に共通している「空き家問題」と、なんとか繋がると面白いことになりそうな?

      削除

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