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サンクコストについて

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たまに受ける困った相談がある。
「アイデアあったので起業したくて、まずは今お金かけてサイト作ってもらってます。その間ビジネス相談させてください」というやつだ。
これは困る。
非常に困る。
つまり何が言いたいのかと言うと、サンクコストをかけるのは一番最後の最後にしてくれ、ということだ。

僕が実際にビジネスをするのならば往々にして下記の手順を踏む。

  1. ネタを見つける
  2. 仲間と共に徹底的に深掘りする(大切)
  3. 市場調査
  4. ユーザーインタビューを繰り返す
  5. 有識者インタビューをする
  6. 開発
  7. 運営
  8. 法人化

つまりサンクコスト(開発)をかけるのは最後。
法人化にあたっては、プロジェクト単位で回してみて上手くいったらする位なもんだ。
なもんで、途中ちょっと問題があると分かった場合は、ササッと撤収。
ほな次のアイデアをまた探しにいきましょか、となる。
が、これを分かって無くて、サンクコストを最初にかけてしまうと、引くに引けない状況になる。

一番ひどかった相談は「嫁と二人で3年間必死で500万貯めました。その金で某起業大学通ったらそこの先生に褒められたアイデアがあったんです。で言われるままに300万かけて開発しました。法人も作りました。でもいざリリースしてみたら全く伸びないんです。ニーズが無いようで。毎月20万赤字垂れ流してるんです。どうしたらいいですか?」というやつだ。
もうね、なぜ、なぜそうなるか。
何をどうしたらそういう状況になるのか。
勿論僕は「経済合理性から考えて一番良い選択は撤退することだよ」と言ったんだが「嫁と貯めた3年分の貯蓄です。嫁も人生かけてくれてるんです。後には引けません」と言う始末。

お願いだから、逸る気持ちは抑えて、まずはユーザーの声を実際に聞こう。
ニーズがあるか分からんし、あったところでそのソリューションがベストかもわからないから。
開発はそれからでも間に合う。
冷静になって考えよう。
深掘りしてさ、色々やることあるだろう。

というわけで、サンクコストについて愚痴ってみた。
これ笑っちゃうようだけど、起業初めての人が結構陥りがちなパターン。
ちょっと経験ある人なら絶対やらないんだけど、それもわからない人は一定数いる。
僕のもとにも年に5人ぐらいはこういう相談がくる。
この記事読んで少しでも思いとどまってくれればなと思うんだけど、まあ確実に読まないだろうな。
「なんでもっと早く僕に連絡くれなかったかなあ」といつも思う。
まあいいけども。

というわけで「サンクコストをかけるのは一番最後」。
これだけを今回は覚えて帰ってもらいたい。

次回はユーザーインタビューについてでも書こうか。
これもやらないで進める人たまにいるし、やってても間違えてる人いるから。
起業は難しい、難しい。

以上。

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