IT Startup Community

Techな情報共有やITをテーマにしたディスカッション
知的好奇心を満たしながら交流しませんか?

Join us

コンサバな業界の可能性について

0 Comments
仕事柄良く聞かれることがある。
「起業ネタ探してるんですけど何かありませんか?」と。
大体そう言われるとまず言うことは「もう無いものは無いよ」だ。
そう、IT起業がブームになって早数年、その間優秀な若者や経験豊富な大人が24時間365日次の手を狙って考え続けた結果、もう無いネタは無いと言っても過言ではない事になっている。
仮に貴方の考えたアイデアがまだ世に無いのなら、それは貴方が世界で最初に考えたから無かったのではなく、先人達が何度も考えたけれど熟慮の末やらなかった、無いにはないだけの理由があって無い、のだ。
そういうこともあって冒頭のセリフに繋がるわけだ。

それでは本当にもう新規事業のネタは無いのか。
いや、こんな状況でも探す方法は幾つかある。
オーソドックスなとこだと、自分の好きな事からビジネスを考えてみる事だ。
これは詳しいからこそ課題が見つけられるからとても良い。
結果の出ているビジネスモデルを、まだ当てはまっていない業界に当てはめていくのもいいだろう。
狭義だとバーティカルメディアとかなど最たる例だ。
それ以外にも新しく生まれた大きなソリューションに着目して、それに付随して出来るサービスを考えるというのも手だろう。
AirBNB然りFacebook然り。
後は大きなブームに乗っかるのもいい。
今だとシンギュラリティ(VR,AI)だのSix Techだのブロックチェーンだの、か。
まあパッと考えて基本的な手だけでもいくつかはある。
が、こんなことは誰でも考えるわけで、その中から突出したものを作り出そうとすると容易ではない。
そこで、だ。
ここいらで僕の見据える新規事業の可能性について語ろう。

僕が考える最後の青い海、それはコンサバな業界だ。
コンサバな業界に最先端のIT知識を駆使して殴り込むこと、そこに勝機があると考える。
コンサバと言ってもあまり具体的なモノが思いつかないかもしれない。
それではここで幾つかの例を上げていこう。

例えば……農業。
農家の人は毎日水門を開けたり閉めたりしなければならない。
さてそこで質問だ。
この水門の開閉作業、一日何分かけてると思う?
5分? 10分? もしかして30分とか?
いやいや、正解はなんと6時間。
毎日毎日水質を管理し、米の状況によって水量を変え、日中の水温を一定に保つために、深夜から早朝まで作業が及ぶという。
こんなある意味ナンセンスな行為が続いているのだ。
それではそこにITを絡めたらなんとかならないか。
そう思って立ち上がったStartupがいる。
スマートフォンで開閉を出来るようにし、水の状態もすぐにチェックすることが出来る。
さらには蓄積されたデータを解析し次に活かす。
これこそまさに最先端のIT知識でイノベーションを起こそうとしている良い例だ。

次の例を上げよう。
例えば……酪農。
皆は牛を管理したことがあるだろうか。
僕は勿論無い。
この牛の管理、今まで完全なアナログで行われている。
発情期の牛をチェックしたりするのも、休薬期間の牛をチェックするのも全て。
そういう状況の業界にIT知識を駆使していったらもっともっと管理が容易になり、生産者の助けになるのでは?
そう考えて名乗りを上げたStartupがいる。

他にもまだまだある。
例えば……漁業。
現在都内での魚の流通は、一旦築地に集められて行われるため非常に無駄が多い。
効率的に見えて、余計な費用と時間が随分あるのだ。
ここを抜いて、生産者と飲食店を直接結びつけたら、既存流通業者にはない豊富な品物を安価に届けられるのでは?
そう思って行動したStartupがいる。

コンサバな業界はそれだけでは無い。
例えば……飲食業界。
もし貴方がイタリアンレストランを経営していたとする。
そして次のシーズンの目玉商品を「ブラックリゾット」にするか「ポルチーニのリングイネ」にするか悩んでいたとする。
そうした場合どうしたら良いか。
二つとも出す? どっちか勘で選ぶ?
そういう時にサポートを提供するStartupが出た。
そのStartupはリアルにレストランを構えて、貴方が悩んでいる二つの商品を実際にお客に提供するのだ。
その結果「ブラックリゾットは30代男性が多く頼み客単価は高かった。ポルチーニのリングイネは20代女性が良く頼んだが客単価は低い」ということが分かったとする。
もし貴方のイタリアンレストランのお客が30代男性が多かったとすると、どちらのメニューを導入した方が良いかはもう分かるだろう。
Startupにとっては貴方から手数料を取れるので商品単価を抑えられ話題になる。
ユーザーにとっては商品単価が低いので嬉しい。
貴方にとっても初期費用が抑えられ実際にマーケティングが出来るので助かる。
まさに理想的な流れだ。

他にもまだまだまだまだコンサバな業界は書ききれないほどある。
貴方が普段手にしている何気ないもの、カバンだってまさにそうだ。
実際僕の親しい友人がカバンで起業し、今じゃ知らない業界人はいないレベルにまで知名度がある。
視点を変えて世界に目を向けてもいい。
カンボジアの農民の意識改革に精力を上げている人を僕は知っているし、同じくカンボジアで音楽業界に革命を起こそうという人もいる。
要は普段目にしている物にもまだまだチャンスがあるということだ。

それではこのチャンスを手にするにはどうしたら良いか。
単純なことだ。
最新のITにばかり触れるのではなく、地方に行くなりして一つでも多くのコンサバな業界に触れ、知識を深めていくだけだ。
都内に生まれて都内に住んでいる限りにおいては、水門の開閉に6時間もかけているなんて気づくわけがない。

ま、そういうわけで、結論としてはまあ当たり前だが色んな業界を知っておきましょうよ、ということだ。
仮にその時繋がらなかったとしても、余所で活きる可能性は高い。

以上。
新規事業の模索方法の一つについて、駄文拙文これにて終わり。
何かの参考になれれば嬉しい。

0 件のコメント :

コメントを投稿

署名