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Noteについて

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ビジネスネタを一つ書いてみる。
Note(https://note.mu/)について。 

巷で再燃しつつあるNote
イケダハヤトさんやUmekiさんなどが使い始めている。
記事一本で100万円の売上になることもあるようだ。
一度は過疎化したサービスがここに来て謎の復活。
これは気になる流れだ。
というわけで少しだけ考えてみよう。

まず一昨年の時点で僕はこんな投稿をしていた。
まあようは「TwitterやらFacebookやらがある現状、わざわざNoteでまたコネクションを一から構築するメリットはないよね。本命の課金システムにしたとこで、文章売りたきゃKindleで売るし、画像売りたきゃPixiv母体のBooth使うわ」ということ。
自分のことながらまあもっともな事を言ってると思う。
大きくハズレは無い。
ではなぜNoteが今少しずつ流行り始めてるのか。

まずNoteを見てみると、SNS的な機能と課金システムで成り立っているのが分かる。
ここでこの2つの機能をごっちゃに考えると見当違いな考察に走ることになる(というか一度なった)。
しっかり分けて考えよう。
SNS的な機能、これはまあ分かる通り、呟きだとかフォロー・フォロワーみたいなものだ。
課金システムとは画像だのテキストだのを有料で販売できる機能だ。
まずSNS的な機能、これは今でも蛇足だと思っている。
呟くのならばワールドワイドでデファクトスタンダードになっているTwitterがある。
そこですでにコミュニティを抱えているのならば、敢えてNoteで一からまた構築する意味がまるで無い。
情報をTwitterNoteに分けて配信するのはナンセンスだし、TwitterFacebook(各個人が主戦場にしているプラットフォーム)に絞った方が合理的だろう。
今回Noteが注目を浴びているのは、SNS的な機能ではなく課金システムの方だ。
これが起爆剤となって再燃している。
イケダハヤトさんやUmekiさんのフィードを見てみるとわかるが、彼らはほぼ課金記事のみを投稿している。
その課金記事への導線はNoteで新たに築くのではなく、すでに自分のコミュニティが出来上がっているTwitterやらFacebookやらオウンドメディアやらから引っ張ってきている。
これはつまり課金システムは使いみちがあるが、SNS的な機能でまた一からコミュニティをNoteで築くつもりはないということだろう。

それでは課金システムを紐解いてみよう。
画像やテキストを有料で販売出来るこのシステム。
ぶっちゃけNoteが出来た時に、流行るわけはないなと思った。
冒頭に書いたとおり、テキストを売りたければKindleがあるからだ。
本を買うならばKindleという流れは浸透しているし、Kindle自体に集客力もある。
売れればブランディングにも繋がるし、肝心のシステムも高性能だ。
これだけ揃ってるKindleがあるのに、訳の分からないポッとでのサービスで敢えて売る理由が見つからないのだ。
が、果たして行方はどうだったか。
結果は予想を覆してテキストが随分売れているようだ。
なぜだろう。
結論的には二点の要因が考えられる。
「気軽さ」と「手数料の低さ」だ。
気軽さとは、例えばNoteの場合、1000文字とか2000文字とか短いテキストでもすぐに販売することが出来る。
これは、紙は勿論Kindleですら対応できない大きなポイントだ。
しかもKindleで売るより遥かに簡単に販売記事が作れるらしい(実際Noteで販売記事を立てたことがないので又聞きで申し訳ない)。
買い手にしたところで、Kindleで買って端末にDLして見るよりも、その場でさくっと買ってPCでさくっと読めるので楽だ。
色んな意味で気軽なのだ。
そして手数料について。
こちらもKindleに比べて遥かに条件が良い。
KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)の場合、ロイヤリティは70%または35%だ。
それに比べてNoteは10%しか引かれず90%も残る。
紙の印税と比較すると、それはもう話にならない。
その為、Kindleや紙で苦労して売るより、Noteで売ったほうが遥かに実入りが良い。
というかKindleで売るにせよ結局は自前のコミュニティを使ってプロモーションせざるを得ず、手数料の高いKindleを薦めるか、実入りの良いNoteを薦めるか、と比べると、どちらを選ぶかは言わずもがなだろう。
「気軽さ」と「手数料の低さ」、単純な様で大きな要因のようだ。
他に考えられる要因はないかと考えると、他ブログによればもう一つあるとのこと。
それは「価格に関しての気構え」。
例えばNote5000円のコンテンツを売っていたとしても特に抵抗はないが、Kindleの場合買い手は書籍として捉えるので5000円という価格設定はありえない(しかも電子書籍だ)。
こういった事情もあって売り手はNoteを選ぶようだ。
この事情はテキストだけでなく漫画販売や画像販売に関しても同じことが言える。
画像一枚から気軽に販売できて、手数料が低いプラットフォームが今までなかったからだ。
こう考えると、Noteが最近話題になってきたのも合点がいく。
当初はSNS的な機能の蛇足さからNote全体を否定してはいたが、課金システムを深掘りするとなるほど面白い。

と、一つここで書いておくと、Noteがスケールするかと言われると、個人的には疑問符がつく。
なぜなら現在Noteを活用できる人は、「既存のプラットフォームで自分のコミュニティを形成している人」かつ「有料に出来るほどのコンテンツを量産できる人」に限られてくるからだ。
業界を見渡しても数名しかいない。
それだとどうしても上限が決まってしまう、というわけだ。
まあテキストだけで考えず、画像とか漫画等幅広くやってるので多少は裾野が広がるが、それにしても限界がある。
ココらへんをどうやって進めていくのか、興味がわくところだ。
個人的にも好きなコンセプトなので応援したい。

こんな感じでNoteが再燃した理由を考えてみた。
これで綺麗に文章が終わり……といきたいところだが、最後に二点ほど追記しておこう。

一点目。
Noteが盛り上がっているのが課金システム故に、という仮説が正しいのならば、課金システムだけに特化したサービスを作ったら面白いのではないか。
SNS的なものは一切盛り込まず、デジタルコンテンツが気軽に売れるサービス。
Noteはまだシェアを取ってるとはとても言いづらいし、課金システムに特化しているわけではないので使い勝手の面でも上回ることは出来そうだ。
ジャストアイデアで申し訳ないのだが、販売記事をブログやら何やらに簡単に組み込められるようにするだけでも随分違う。
Noteよりさらに「気軽」で「手数料が低い」のならば、まだまだ余地はある、気がする。

二点目。
このNote、見方によっては、すでに既存のサービスがシェアをとっているところに、後発ながらシェアを切り崩して進出しているとも取れる。
しかも競合はKindleBoothだ。
個人的にはこれは凄いと思う。
僕のスタンスの話で申し訳ないが、既存のサービスがすでにガッツリとシェアをとってる場合、僕は戦いを挑まない。
戦うだけの体力と力が無いからだ。
勿論、既存のサービスが「ある特定のジャンルには興味を示していなく、それでいてそのジャンルがそこそこ大きい」とか特殊な状況なら戦いを挑むかもしれない。
でも基本的には好む行為ではない。
しかし昨今の起業周りの現状を省みるに、これから起業するにおいては既存のサービスとの戦いは避けて通れないだろう。
そうなった時、いかにして崩していくか。
そのヒントをNoteに見た気がする。

駄文これにて終わり。

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